LINE公式アカウントとLステップの違いについて、まずは結論からお伝えします。
手軽な一斉配信なら「LINE公式アカウント」、自動販促なら「Lステップ」、顧客管理や既存システム連携など業務DXまで求めるなら「スマートLクラウド」がおすすめです。
LINE公式アカウントは、LINE社が提供する公式サービスであり、企業とユーザーが繋がるための「土台」となるアプリです。
対してLステップ(エルステップ)は、LINE公式アカウントの機能を拡張し、マーケティングやステップ配信に特化させた外部ツール(API連携ツール)です。
「とりあえずクーポンを一斉配信したい」という場合はLINE公式アカウントのみで十分ですが、「顧客の属性に合わせて配信内容を変えたい」「自動化して売上を伸ばしたい」という場合はLステップなどの外部ツールが必要になります。
さらに、「販促だけでなく、顧客管理や外注管理などのバックオフィス業務もLINEで完結させたい」という場合は、本記事の後半で紹介する業務DXツールを検討する必要があります。
この記事では、両者の違いを徹底比較し、自社に最適なツールの見極め方を解説します。
LINE公式アカウントとは?基本機能と特徴
LINE公式アカウントは、日本国内で圧倒的なユーザー数を誇るLINEアプリを通じて、企業や店舗が顧客とコミュニケーションを取るための基本ツールです。
無料で始められる手軽さ
最大のメリットは、初期費用・月額費用ともに無料で始められる「コミュニケーションプラン」が用意されている点です。
小規模な店舗や、まずはLINEでの接客を試してみたい企業にとって、ハードルが非常に低く設定されています。
できること・できないこと
LINE公式アカウント単体でも、以下のような基本機能が備わっています。
- 友だち全員への一斉メッセージ配信
- 1対1のチャット機能
- クーポンやショップカードの作成
- 固定デザインのリッチメニュー(画面下部のメニュー)
一方で、できないこと・苦手なこともあります。
例えば「アンケートに回答してくれた20代女性だけに特定のメッセージを送る」といった詳細なセグメント配信や、友だち登録した日から「1日目、3日目、7日目」と自動で順番にメッセージを送る複雑な「ステップ配信」は、LINE公式アカウントの基本機能だけでは対応が困難です(※簡易的なステップ配信機能は追加されましたが、複雑な条件分岐はできません)。
Lステップとは?拡張される機能と特徴
Lステップは、LINE公式アカウントの機能を強化するためのマーケティングオートメーション(MA)ツールです。
LINE公式アカウントとAPI連携させることで、基本機能では手が届かなかった細やかな販促が可能になります。
「ステップ配信」と「セグメント配信」
Lステップの代名詞とも言えるのが、名前の由来でもある「ステップ配信」です。
ユーザーの行動や属性(年代、性別、趣味など)に合わせて、「Aのボタンを押した人にはこのシナリオ」「Bのボタンを押した人にはこのシナリオ」と、メッセージの配信を自動で分岐させることができます。
また、アンケート機能を利用して顧客のタグ付け(セグメント化)を行えば、「興味がある人だけに絞って配信する(セグメント配信)」ことが可能になり、ブロック率の低下と成約率の向上に直結します。
マーケティングを自動化する仕組み
他にも、顧客のステータスに合わせてリッチメニューのデザインを自動で切り替えたり、どのSNSやWebサイトから友だち追加されたかを計測する「流入経路分析」など、マーケティングを最適化・自動化する機能が豊富に揃っています。
BtoCビジネスを中心に、見込み客の教育から販売までを自動化したい企業に人気があります。
【比較表まとめ】機能・料金・向いている企業・判断基準
LINE公式アカウントとLステップの違いを、4つの比較表で整理しました。自社の状況と照らし合わせてみてください。
機能・用途による比較
| 機能・用途 | LINE公式アカウント | Lステップ(エルステップ) |
| 一斉メッセージ配信 | ◯(基本機能として完備) | ◯(より高度に可能) |
| ステップ配信 | △(簡易的なもののみ) | ◎(シナリオ分岐など柔軟) |
| セグメント配信 | △(みなし属性のみ) | ◎(アンケート回答等で詳細に設定) |
| リッチメニュー | ◯(固定デザイン) | ◎(顧客属性に合わせてタブ切替等) |
| 流入経路分析 | ✕(基本不可) | ◎(どこから登録されたか計測可能) |
料金による比較
| 項目 | LINE公式アカウント | Lステップ(エルステップ) |
| 初期費用 | 無料 | 無料 |
| 月額料金(最安プラン) | 無料(コミュニケーションプラン) | 2,980円(スタートプラン) |
| 月額料金(標準/上位) | 5,000円〜15,000円 | 21,780円〜32,780円 |
| メッセージ通話料 | 配信通数に応じて課金 | Lステップの料金+LINE公式の料金が必要 |
向いている企業の比較
| ツール名 | 向いている企業・店舗の特徴 |
| LINE公式アカウント | ・とにかくコストを抑えて始めたい ・全員に同じ情報を一斉配信できれば十分 ・チャットは手動の1対1対応で問題ない |
| Lステップ | ・顧客ごとに配信内容を変えて成約率を上げたい ・ステップ配信で教育から販売までを自動化したい ・BtoC中心で、見込み客の育成(ナーチャリング)が課題 |
検討ポイントによる比較
| 検討ポイント | 選ぶべきツール |
| 顧客の属性情報を取得・活用したいか? | YES → Lステップ / NO → LINE公式アカウント |
| 配信の自動化(高度なシナリオ設定)が必要か? | YES → Lステップ / NO → LINE公式アカウント |
| 販促だけでなく、社内業務DXや顧客管理も行いたいか? | YES → 類似サービス(スマートLクラウド等)を検討 |
注意点として、Lステップを利用する場合は「LINE公式アカウントの料金」+「Lステップの料金」の両方が発生します。
マーケティングだけじゃない?業務DXも実現する「類似サービス・代替ツール」のおすすめ
ここまでは、「販促・マーケティング」を主眼に置いたLINE公式アカウントとLステップの違いを解説してきました。しかし、企業がLINEをビジネス活用する目的は、売上アップだけではありません。
Lステップなどのマーケティングツールの限界
Lステップは「売上を作る・配信を自動化する」ことに関しては優秀なツールです。しかし、BtoB企業や、実業務が複雑な企業にとっては以下のような課題に直面することがあります。
- 「LINEから獲得した顧客の契約状況や商談履歴を、社内の別のCRM(顧客管理システム)に移し替えるのが手間」
- 「社内の営業担当者や、外部の協力会社(外注先)とLINE上で業務連絡や案件のやり取りを行いたいが、権限管理ができない」
- 「すでに自社で使っている基幹システムとLINEを連動させたい」
マーケティング特化のツールでは、こうした「バックオフィス業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)」まではカバーしきれないケースが多いのが実情です。
代替・類似サービスとしておすすめの「スマートLクラウド」
もし貴社が「配信や販促だけでなく、業務全体の効率化」をLINEで実現したいのであれば、代替・類似サービスとして株式会社リクモが提供する「スマートLクラウド」をおすすめします。
スマートLクラウドは、LINEを顧客や取引先との「窓口(インターフェース)」として活用しつつ、裏側のシステムで高度な業務DXを実現するクラウドサービスです。
Lステップのような配信機能はもちろんのこと、以下のような「管理・連携機能」に強みを持っています。
- 高度な顧客管理(CRM)と案件管理:LINEのトーク履歴だけでなく、商談の進捗や契約状況、過去の取引履歴などを一元管理できます。BtoBの長期間にわたる案件管理にも最適です。
- 外注先管理と細やかな権限設定:自社の社員だけでなく、外部のパートナー(外注先など)とのやり取りもシステム上で管理。担当者ごとに「どこまで情報を閲覧・操作できるか」という緻密な権限管理ができるため、セキュリティ面も安心です。
- 既存システムとのシームレスな連携:すでに自社で導入しているデータベースや基幹システムとAPI連携し、LINEと社内システムを分断することなく、ひとつの業務フローとして統合できます。
「マーケティングを強化したい」ならLステップが強力な選択肢ですが、「マーケティングから受注後の管理、社内外の業務フローまでをLINEを活用して一気通貫でDXしたい」という場合は、スマートLクラウドが最適なソリューションとなります。
自社に必要な機能の見極め方
LINE公式アカウント、Lステップ、そしてスマートLクラウド(業務DXツール)のどれを選ぶべきか、以下のステップで見極めましょう。
ステップ1:LINEを導入する「一番の目的」は何か?
- とにかく手軽にお知らせを送りたい → 【LINE公式アカウント】
- 配信を自動化し、売上を最大化したい → 【Lステップ】
- 配信を自動化に加え、顧客管理や案件管理など、業務全体の効率化を図りたい → 【スマートLクラウド】
ステップ2:顧客のデータベース(CRM)はどう管理する予定か?
- 簡易的なもので良い → 【LINE公式アカウント / Lステップ】
- 商談履歴や契約状況など、BtoBレベルの詳細な管理が必要 → 【スマートLクラウド】
ステップ3:関わる「人」は誰か?
- 自社(1名〜少数の担当者)と一般消費者のみ → 【LINE公式アカウント / Lステップ】
- 複数部署の担当者や、外部の協力会社、代理店などが関わる → 【スマートLクラウド】
まとめ|目的を明確にして最適なツール導入を
LINE公式アカウントとLステップの違い、そして第3の選択肢としての業務DXツールについて解説しました。
- 基本の配信・接客なら「LINE公式アカウント」
- ステップ配信・セグメント配信でマーケティングをオートメーションしたいなら「Lステップ」
- マーケティングに加え、顧客管理、案件管理、外注先管理、システム連携など、LINEを使った本格的な業務DXを目指すなら「スマートLクラウド」
自社が抱えている課題が「集客・販促」なのか「業務効率化・データ管理」なのかを明確にすることが、ツール選びを成功させる最大のポイントです。
LINEを活用した「業務DX」に課題を感じていませんか?
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機能の詳細や導入事例は、ぜひ無料のサービス資料をご覧ください。
